妄想個展…1
2015新年早々の夢…「妄想個展」
以前は紙と鉛筆があればできた今の仕事でしたが
烏口からロットリングペン、写植指定、モノクロコピー機、
トレスコープ、カラーコピー機などの道具を使い
そして今、それらの仕事をコンピュータ(Mac)でこなしています。
アナログからデジタルへ、仕事の仕方は変わってしまっても
子供の頃から絵やマンガを描くのが好きだった私は、
このごろ以前のクリエイティブ魂がムズムズしてきました。
昨年、イラストレーターさんの展示を手伝ったのを機会に、
猛烈に、何か作品を発表したいなと考えるようになり
自らの構想を整理するために、ブログにまとめてみました。
まずは妄想個展…[広告写真家の夢編]から
写真をいつもかっこよく撮ろうと思ってはいるのですが、
写真そのものでは勝負できる腕はないので、
本業の広告業の写真としてはなんとかイケるんじゃないかな、
なんて考え構成してみました。
娘や、友人の撮った写真にも、お気に入りがあるのでプラスして。
「ススメスズメ」
すずめは群れで観ることが多いのですが、彼はじっと人間界を
雨樋にとまって見つめていました。(実際は餌を探してたのでしょう)
さびた雨樋にわびさびを感じます。
未来を見つめる、小さな力大きな夢…矢島板金 とか
中小企業のイメージ広告にどうでしょう。
「最初の一葉」
身の回りの自然は、普段から面白いモチーフを観察したいのですが、
早熟の紅葉の葉が、いやでも目に入りました。
セクマイの公共広告にどうでしょうか。
「最後の一葉」ならぬ、最初に踏み出す勇気と寛容なる社会です。
「シンボル」
スカイツリーを遠くから撮った、ぼけぼけの写真です。
偶然写り込んだ全景の光が、新しい東京のシンボルをより引き立たせて…
あとはソットサス氏にお任せしましょう。
「NY・新しい欲」
私が撮った写真で、バブル時代に唯一広告写真として売れた物です。
素人にも撮れるまともな写真は、シャッターチャンスと偶然のみ…
その両方がたまたま揃った写真です。
撮った本人も現像するまで、まさか売れるような写真になるとは
気がつきませんでした。ポスターをデザインして熱弁しましたが。
「断簡零墨」
だんかん-れいぼく …意味はちょっとした書き物や、きれぎれになった書き物。文書の断片。
らしいですが、以前は雑誌をスクラップして仕事の資料として保管していましたが、
今はネット検索に頼ってしまっています。
「零墨」は一滴の墨のことのようですが、空遠くにとんでいる飛行機が零戦だったらと思うと
今の平和な日本にほっとします。ほっとしてちゃいけないんですけど。
「午後の栄光」
三島由紀夫氏の「午後の曳航」を広告表現で…って、だじゃれです。
横浜の新しいデザインホテル用のビジュアルでしょうか。
顔が火照るようなサブビジュアルがあるといいんですが。
影までもデザインされた建築物は絵になりますね。
「プラス嗜好で」
有名キャラクターの写真は、もう綺麗に撮れていればの時代は
終わったのでしょうか。男性ターゲットなら、どの業界でも広告になります。
ゲームセンターで、背景に配慮してうろうろしながら撮りました。
バツではなくプラス指向で…プラス社の企業イメージ広告 とか
「華やぎ」
花の写真も思ったより難しいです。ただ撮っただけでは
皆さんがよく観るモチーフなので、よほど珍種でなければ鑑賞に耐えません。
近づいたり離れたり、逆光で撮ったりいろいろ工夫しないと
と、思っていてもなかなかです。不動産広告のバックイメージあたりかなぁ
華やぐ街並み、羨望の住環境に暮らす…とか