男鰥な映画 12(予告編程度のネタバレです)

ローグワン / スターウォーズ・ストーリー…ギャレス・エドワーズ監督

 

 

あ~七人の侍の前日譚を、誰か撮らないかな。

 

ローグワンを観て最初に思ったのはこれだ。

 

エピソード4に続く物語なので、帰ってからもう一度と思ってビデオを…

 

何度も観ているからか、はたまた疲れからか…最初の10分でダウン。

 

やはりSWシリーズで一番は、5の帝国の逆襲だと再認識。

 

帝国の逆襲は、黒澤明監督にもオファーがあったらしいが、

 

私と誕生日が一日違いの、カーシュナー監督がしぶしぶ引き受けたらしい。

 

大ヒット作の続編プレッシャーは、そうとうのものだっただろうが

 

4では描かれなかった、登場人物(大猿も)の性格がうまく伝わってきた。

 

 

 

 

話しがそれた。ローグワンは出だしから男鰥が登場だ。

 

しかも、好きな俳優のマッツ・ミケルセンが演じている。

 

ミケルセンは悪役が多い気がするが、シャネル&ストラヴィンスキー

 

ストラビンスキー役が特に気に入っている。

 

この映画は、春の祭典初演の賛否のシーンが観られるし、

 

ココとの危ない関係に苦悩するマッツの表情がいい。奥深く悩んだ

 

困った表情の演技は、この人の右に出るモノはいないと思う。

 

ローグの科学者役にピッタリの俳優だ。もっと出番を

 

増やして欲しかった。

 

 

 

 

主人公はそのミケルセンの娘だ。女性をクローズアップする

 

ハリウッド映画が最近多いのは、クリントン大統領誕生を見込んでの

 

ような気もするが、レイア姫のようなセクシーなシーンはない。

 

ユーモアもほとんど無く、彼女の立場になって実際の戦争と

 

置き換えて観てしまうと、結構辛いストリーでもある。

 

SWは血が流れるシーンはないのだが、この歳になると

 

娘がいる男鰥の私には、最初のSWのような爽快感はなかった。

 

デススターは、核兵器に思えてならない。

 

 

 

 

4を途中で観れなくなったのは、ローグの特撮(CG)の

 

素晴らしさが一番の原因だろう。戦闘機が多すぎるシーンは

 

インデペンデンスのようでちょっとだが、懐かしいキャストを

 

蘇らせたり(似た俳優を元にらしい)、大戦闘!大爆発!大衝突…

 

映画は映像重視の私には、この迫力のある表現だけで大満足だ。

 

Uウイングを、じっくりと見せるシーンは期待したのだが

 

宇宙船のデザインから、ロボットなどよく考えられており

 

SWデザインの流れに沿ったモノで、細部まですきがない。

 

絵空事の戦争と思えば、殺人兵器も格好良くだ。

 

 

 

 

ジェダイの帰還6には、日の丸を付けたBウイング戦闘機が

 

登場したが、今回もつい日の丸を探して観ていた。

 

上のシーンがおやっと思ったが、良く見ると赤い服だった…

 

盲目の剣士は、座頭市を思わせたが、演じているのは香港の俳優。

 

ハリーポッターの元カノも中国人の設定だったし、

 

ディズニーだからか、中国マーケット拡大は重要なのだろう。

 

 

 

 

今回も新しい環境の惑星が登場する。南国のリゾートのような惑星だ。

 

透き通った美しいビーチでの戦闘は新鮮だったが、

 

実際ドバイのようなリゾートでと考えるとぞっとする。

 

それでもSWでは海が赤く染まることはない…ゲームのようだ。

 

良いのか悪いのか、SWのお約束だからかディズニーだからか。

 

 

 

 

ロボットは…今回はかわいいタイプではない。

 

しかし、頼りになる。R2も意外と強いが、K-2SOは

 

3POのようなユーモアもあって、最後は感情移入が出来た。

 

勝手な思い込みだろうが、ゴジラを撮った監督だけに、

 

きっと日本をしっかり研究したに違いない。

 

私が思ったのは下のこのシーン。弁慶と義経の勧進帳のくだりでは。

 

願わくば仁王立ちで…あぁそれを撮らなきゃもったいないな。

 

 

 

 

そういえば、予告編やビハインド・ザ・シーン (舞台裏)の

 

映像を良く見ると、本編にはないシーンが結構あるのだ。

 

ただカットされたシーンもあるだろうが、


46箇所もあるらしい。やはり途中でストリーが変わったからだろうか。

 

 

 

 

最大の謎は、このショット。こんな近くにTIEファイターが

 

いるのは攻撃より、救助のためにしか思えないのだが…。

 

帝国のロボットだった、K-2SOが操縦してるに違いないと。

 

ん?二人は最後ビーチを走っていたかな…。

 

彼女の手に持っているモノはあきらかにアレだから?!

 

やはり別のエンディングがあるのかも知れない。そう思いたい。

 

ビデオで撮り直し前のストーリーも入れて欲しいな。

 

 

 

 

ローグワンは「七人の侍」のオマージュだと思っている。

 

ロボット入れて六人しかいないが、ばらばらだった仲間が

 

一つの目的のために、力を合わせて戦う流れで明らかだ。

 

黒澤監督の隠し砦…から始まったスターウォーズが、

 

いまだに多くの、日本のエッセンスがあるのは嬉しい限り。

 

そろそろ日本人俳優が、キャスティングされてもと思う。

 

冒頭のマッツの役は、ゴジラで苦悩し続けた、

 

渡辺謙さんでも良かったんじゃないか。

 

そうなるとジンの役は、杏ちゃんだし、子役はごちそうさんか

 

恋とはどんなの、杏ちゃんそっくりのどちらかの子で。

 

ということで…。

 

次のスピンオフは、若き頃のハンソロらしいが、ぜひ用心棒の

 

オマージュストーリーで、日本人キャスティングを期待!

 

 

 

 

個人的にキャシアン・アンドーという役名も気になった。

 

依田教授(ヨーダのモデルとも言われているが)のように、

 

関係者に、安藤さんという方がいるのかもしれない。

 

安藤とはいったい?アン・ドゥ・トロア、イッタイ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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