映画続きですが…男鰥な映画をご紹介

 

 

映画を鑑賞するときに心がけていることは、登場人物になりきって

 

物語を追うことです。ヒーローが主人公の映画は気持ちがよいものですが、

 

自分だったらこうしないだろうし、そういう手もあったのねとか

 

思わぬ展開に別の自分になった気分で楽しめます。

 

しかし中には自分と境遇が似ていたり、性格が近かったりすると

 

もうズシンと心に重たいものが残るような気分になってしまいます。

 

 

そんな3本の映画をご紹介します…私と同じような境遇の登場人物の映画です。

 

 

 

 


山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」

 

出だしからお葬式のシーンで始まり、

 

主人公には二人の娘がいます。

 

もうこの時点で、時代は違いますが

 

ストーリーなんでどうでもよくなってしまいます。

 

仕事上のつきあいもせずに、黄昏時には子育て

 

(経済的なこともあるのですが)のため

 

家へ帰ってしまう。

 

人生にもたそがれて生きている主人公には、

 

出世とか野心もなく、その日暮らしが

 

精一杯なのですが…そこは映画なので

 

悪いことも良いことも起こります。

 

なんかひっそりと静かに生活したいと

 

思っているところが共感です。


 

 

 

 

M・ナイト・シャマラン監督の『サイン』Signs

 

 

壮大なスケールのポスターですが、

 

シックスセンスをヒットさせた監督のSF映画です。

 

ただし映画のテーマはちょっと変わっています。

 

サイン(英語ではSIGNSと複数)の意味するものは

 

人によって様々ですが、私は奥さんの2つの言葉だと

 

思いました。最後まで分からないことばかりです。

 

主人公の職業?にも関係してくるんですが

 

やっぱりたそがれています。親がしっかりしないと

 

子供にも影響が…勉強になりました。

 

ちょっと怖いシャマラン監督の作品の中では

 

シックスセンスと同じで最後のオチが、ズシリと

 

くるんですが、この監督の一番好きな映画です。

 

 

 

 


 

 

 

 

スペンサー・サッサー監督の「メタルヘッド」

 

 

 

最後は最近の作品から、ハチャメチャな映画です。

 

鰥な親父は脇役で、もう落ち込み方が責任も

 

感じているのかハンパなく、息子放りっぱなしです。

 

そんな家庭に主人公が現れるんですが、

 

登場人物全員が不安定で頼りなく、

 

なんだろ…ロックンロールで乗り切るという

 

現実にはなんの参考にはなりません。

 

なにもしない(できない?)親父の気持ちも

 

よく分かるので、この親父の気持ちになって

 

ストーリーを追いましたが、巻き込まれてる感じで

 

すべてにおいて後手後手です。

 

ただ見終わった後、それなりにすっきり

 

元気が出てくるので不思議です。

 


 

 

 

世には沢山の映画があるので、男鰥の映画も気がつくと多いことが分かります。

 

先日最高齢でオスカーを手にしたクリストファー・プラマー助演の出世作、

 

名作「サウンド・オブ・ミュージック」も沢山の子供がいる男鰥の役でした。

 

ピクサーの熱帯魚アニメもそうですし、トトロも危ういところです。

 

映画を見ることによって、いろいろなことを教えられましたが、

 

自分と同じ境遇の設定の作品は、特に考えさせられることが多く良きカウンセラーです。

 

 

 

 

 

 

 

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