花より唐揚げ

 

 

今年もテレビで桜の開花〜満開、ここが見所とか情報が流れています。

 

つらいニュースが多いなか、ほのぼのとした春の訪れを告げるニュース。

 

最近は外国からの観光客も、花見にあわせて日本に訪れるそう。

 

私は病院の桜並木を思い浮かべてしまい、あまり良い思いがないのですが

 

どんな思いで、皆さん花見をしているのかなぁ。

 

夏の花火とならんで、四季の変化を楽しむ日本人として、贅沢で平和な時代に、

 

感謝しなけりゃとか…あぁ〜歳をとりました。

 

 

 

 

 

名古屋の桜の名所、山崎川。この日はあいにくの曇天。今にも雨が降りそうな空模様でした。

 

毎年おなじ写真では面白くないと、絵になりそうな風景を探しましたが、

 

折角の淡いピンクが曇り空に溶け込んで、条件は最悪。なんとか花びらが美しく見える

 

スポットを探したあげく、緑をバックに花びらが映える一枚がベストでした。

 

 

 

 

 

途中から桜が主役をあきらめて、他の被写体を探し求めてぶらぶら。

 

お花見なんだから、花であればなんでもOKじゃないかと思いながらも

 

やっぱり桜の奥ゆかしい美しさには敵いません。なにごとも奥ゆかしが良いです。

 

 

 

 

青空はありませんでしたが、青い格好良いサイクリストを後ろから失礼してパチリ。

 

一眼レフで本格的に撮影されていました。お花見プラス、サイクリングは気持ちよさそう。

 

車で出かけた私は、プチ渋滞やら駐車場探しで大きなタイムロスしました。

 

 

 

 

隣の瑞穂競技場では、陸上の競技が行われていました。

 

そちらの出店で、グランプリ金賞につられて唐揚げを購入。

 

花より団子ならぬ唐揚げ…この歳になっても風流がわかっていません。

 

さらに、競技会を花そっちのけで観戦。長距離競技は途中から見ていると、

 

グループがばらけて、先頭ランナーが判断できませんでした。

 

 

 

 

花より…の人ですが、こちらは桜の下で読書。風流です。カラスは私と一緒で、花より…ですね。

 

 

 

 

名古屋の中心地、栄の久屋大通公園でも桜を観賞出来ます。

 

ロサンゼルスと姉妹都市ということで、白頭鷲のモニュメントがありました。

 

鋭いくちばしと爪は、力の象徴でしょうか。お国柄を感じます。

 

日本だったら…朱鷺?鳳凰かな。

 

 

 

 

 

日本の象徴さくらには、大和撫子の美しい黒髪が似合うのではないかと…

 

さらに着物姿がベストなんでしょうが、茶髪では残念です。やっぱりロングの

 

黒髪が、さくらと共に日本の美しさを感じますね。

 

 

 

 

 

毎年繰り返される光景ですが、太陽に向かって伸びる新しい芽を見ていると

 

なんだかちょっとパワーが湧いてきます。植物も動物も生と死を繰り返し、

 

いったい何を成そうとしているのでしょうか。ルールに縛られ生きている

 

私たちは、本能をコントロールして繁栄してきたと思いますが、

 

毎年芽を出し、花を咲かせ、実を生らす植物も何かを犠牲にして

 

生きているのでしょうか。私たちのためではないでしょうが

 

毎年美しい花を咲かせ、人間の愚かな闘争本能を和らげ、

 

コントロールしてくれているのは、確かなようです。

 

さくらの潔い美しさを、戦いの象徴としていた時代もありましたが

 

平和に花見に集まる人たちを見ていると、さくらは宴が相応しい。

 

来年も平和にさくらが観れることを、願うばかりです。

 

 

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